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心と身体を癒す 〜東西両医学による養生〜
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東洋医学と西洋医学の智恵を活かし、心と身体の癒しにつながるメッセージを発信します。
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東洋医学のコンセプトD

2012/02/04 14:05
D東洋医学は“自然と調和するための智恵”

東洋思想においては、私達一人一人の人間も大自然の一部であると考えます。東洋医学のコンセプトとは、“自然そのものである身体の声を聴き、それとの調和をはかること”と言えます。東洋医学の様々な診察技法は身体が発する膨大なメッセージを読み解くためのものです。

従って、鍼灸は“身体の望みを後押しする治療”であり、養生(セルフケア)は、“患者さんが自分の身体と会話しながら、身体の望む生活を送ること”と表現することができます。両者が相まって、はじめて根本的な治癒へとつながるのです。

また、便宜上「身体」という言葉をここまで使ってきましたが、東洋医学では心と身体は一つであると考えます。心の安心が身体のリラックスにつながり、また身体のリラックスが心の安心につながるのです。
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東洋医学のコンセプトC

2012/02/04 14:02
C「どうすればいいか?」は身体が教えてくれます。

では、具体的にどうすればいいのでしょうか?それは身体が教えてくれます。身体は、暑ければ涼しさを求めますし、寒ければ暖かさを求めます。乾燥していれば潤いを求めますし、じめじめ湿っていれば爽快感を求めます。そして、鍼灸を施す部分には「鍼灸をしてほしい」といった反応が体表面に現れているのです。

当室のコンセプトは、身体が「こうなりたい!」と望んでいるその声に耳を傾け、それに合わせることです。とは言え、実生活においての都合というもありますよね。例えば、「身体はパソコン作業を嫌がっている。しかし、仕事をやらないわけにはいかない」といった問題です。そんな時でも、

・作業するときの姿勢を注意する。
・生活のなかにセルフストレッチを取り入れる。
・定期的に鍼灸を受け、メンテナンスをする。

などの工夫により、自然治癒力にとってのマイナス要素を減らし、プラス要素を取り入れることで、【自然治癒力 > ストレス】の状況をつくっていくことは充分可能です。心を落ち着けて生活状況を見直せば、大抵は無理のない着地点がみつかるものです。
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東洋医学のコンセプトB

2012/02/04 14:00
B症状は戦う相手ではありません。

従って、症状は戦う相手ではありません。表現として「症状と戦う」、「闘病する」という言い方もありますが、そういう言い方だと、まるで症状は自分を困らせる存在のように感じられてしまいます。がんばることは必要かもしれませんし、「Fight!」という言葉で湧いてくる元気もあるかもしれません。

しかし、症状は私達が快適に生きるために身体が教えてくれている“お知らせ”なのです。それがなかったら、たぶん無事に生きていけません。本来、有り難いもののはずです。

私は、言葉使いは思いのほか大切であると考えています。意識の在り様は、無意識に身体に影響を与えるからです。腰痛の患者さんにとって、腰は悪者ではありません。その方の体質、生活条件が【自然治癒力 < ストレス】になっていることを率先して教えてくれているとても有り難い存在なのです。

そんな有り難い存在に対して、“戦う”という表現は適切でないような気がするのです。むしろ、「ありがとう」と「ご苦労様」を言ってあげたくなります。その方が、自然治癒力が高まる気がしませんか?

これが人間関係であれば、周りにいる仲間達で負担を分担しようとするでしょう。そして、できるだけ全員にとってストレスが少ない状況を皆で考えようとするでしょう。身体においては、それが前述の「“症状の原因となる体質”の改善」と「“体質の原因となる生活環境”の改善」なのです。
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東洋医学のコンセプト@、A

2012/02/04 13:58
最近、治療室のサイトにて、東洋医学のコンセプトをまとめたページを作成しましたので、転載いたします。


@誰でも持ってる“自然治癒力”

ご承知の通り、私達は風邪を引いても、ちゃんと休息をとれば自力で治すころができますし、切り傷をつくっても時間とともに傷は修復されていきます。これが、生物なら誰でもが持っている“自然治癒力”です。現代医学的には、ホメオスタシス(Homeostasis:身体の平衡状態を自動的に保つための機能)という概念がこれに近いですね。

にもかかわらず、私達が体調を崩したり、病気になったりするのは、日常生活上の様々なストレスにより自然治癒力が阻害されてしまうからです。 【自然治癒力 < ストレス】 という状態になってしまうということです。



A症状は【自然治癒力 < ストレス】のお知らせ

【自然治癒力 < ストレス】の状態になると、身体は“お知らせ”をくれます。それが、肩こり、腰痛、胃のムカムカ、不眠、めまい、耳鳴、冷え症などの様々な症状です。それらは、「今の生活はストレスが多過ぎるよ!」というサインなのです。

熱湯に触れてしまったときに「熱い!」と感じるのと全く同じです。その感覚が無かったら、気付かないうちに大火傷を負ってしまいます。生理学的には、“痛み”は“生体警告系”とも表現されます。無事に生きるための、極めてよくできたナビゲーションシステムであると言えます。
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靴下の効用

2011/11/09 11:21
さて、今回は季節にあわせた“冷え対策”についてお伝えします。冷え症の方にとって、靴下を履いて足先を保温するというのは定番の対策かと思いますが、この方法、あなどれない威力を発揮してくれます。

冷えが重度の場合には、これだけで万事解決とはいかないかもしれませんが、軽度であればあきらかに自覚症状が改善します。

冷えは、『手足の冷感』以外にも様々な症状に関連してきます。

・トイレが近い
・鼻水がでる
・足がつる
・便がゆるい
・腰痛
・膝や足の関節痛
などなど

これらは、全て冷えからくる症状です。以前に、頭寒足熱が大切であるとお伝えしました。上半身はのぼせることなく、下半身はしっかり暖まっている状態のことです。冷え対策で大切なのはお腹から下を冷やさないことなのです。そこで有効なのが、靴下です。

実は私自身、しばらく前まで起床後に鼻水がでるという冷えの症状があったのですが、寝るときに靴下を履くようにしたら、ピタッとおさまりました。

ある患者さんの話では、同じように寝るときに靴下をはいたら、それまでは夜間にトイレのために起きていたのが、一度も起きずにすむようになったとのことです。

「足先までしっかり布団をかけていれば同じじゃないの?」と思われるかもしれませんが、自身の体験と患者さんのお話から考えると、やはり靴下で足先をすっぽり包むことならではの効用があるように思います。

冷え症状があってまだやられていない方は、ぜひお試しください。
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『地震酔い』について

2011/03/28 18:51
最近、度重なる余震のせいか、患者さんのなかでもいわゆる『地震酔い』を訴える方が多くなってきています。

地震酔いとは地震がきていないにもかかわらず揺れているような感覚がするという症状で、乗り物酔いの一種とされています。耳鼻科的には動揺病というカテゴリに入り、視覚と平衡覚のミスマッチにより起こると考えられています。

近しい症状で、長期間の船旅を終えた後、陸に上がってもまだ船に揺られている感覚がするという下船病というものもあります。こちらは、船に揺られることに身体がなれてしまったために、揺れのない状況で逆に視覚と平衡覚のミスマッチが起こるものです。

地震酔いもこれに近いと言えますが、臨床家としての見解では相違点もあると思われます。地震は身の危険をともなうために、他の揺れ刺激よりも感受性が過敏になり、わずかな揺れに対してもクローズアップして感知してしまうという点です。よって、単なる身体的な感覚の慣れではなく、心理的な修飾もなされていると考えられるのではないでしょうか。

動揺病は危険な状況から回避を促すための警告反応とも考えられますので、危険に対して敏感であることは生存上有利なことではあります。しかし、あまりにも過敏になってしまうと日常の精神的疲労が大きくなってしまいます。

そのような場合には、昂った神経の興奮をリセットするべく、気分転換するとよいでしょう。音楽を聴いたり、人と話したり、好きな場所に出かけてみたり・・・。ご自分がリラックスできることであれば、何でもかまいません。地震の揺れという刺激に対してフォーカスが固定されている状態をひとまずオフにするのです。そうそれば、必要以上の過敏性はなくなり、感じるべきものだけを感じられる状態に戻るでしょう。

ちなみに鍼灸治療は自律神経の昂りを静めるのに非常に適した治療法なので、おすすめできます。東洋医学的の立場からは『上逆(のぼせ)』も関連しているとみれますので、頭の熱を散らし、胸の痞えと背中のコリをとり、お腹を暖めるようにすると効果的と思われます。

【参考資料】
めまい.Thomas Brandt(著).五十嵐真(訳)、神崎仁(訳)、国弘幸伸(訳).診断と治療社.2003
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頭寒足熱と陰陽不交

2011/03/07 17:28
東洋医学では、身体が『頭寒足熱』の状態にあることが理想とされています。これは読んで字の如く「頭は熱がのぼせることなく冷静に冴え、足は指先まで血液が巡り暖まっている状態」のことです。

更年期障害の女性は、顔や頭にはホットフラッシュと呼ばれるほてりが現れ、足は逆に冷えている方が多いです。これは頭寒足熱の逆の『陰陽不交』と呼ばれる状態です。

この陰陽不交、実は男性でもけっこういらっしゃいます。頭がのぼせていると、頭痛、肩こり、不眠、発汗異常、集中力低下などが起こりやすくなり、足が冷えていると、腰痛、膝の痛み、こむら返り、下利、頻尿、生理痛、不妊症などになりやすくなってしまいます。

これら上半身の症状と下半身の症状がセットで現れている方は『陰陽不交』の傾向があるのかもしれません。

対策としては、まず下半身をよく暖めること。腹巻きや、レッグウォーマーを身に付け、なるべく冷たい飲食物を控えるとよいでしょう。

そしてのぼせの防止には、暖房の熱が部屋の上部に滞らないよう、サーキュレーターや扇風機で空気をまわすとよいでしょう。また、パソコンでの頭脳労働や長時間のゲームなども頭が熱を持ち、下半身の血流を滞らせる原因になりえます。以上のことを注意していただくと、徐々に体質が改善されていくでしょう。

ほとんどの病気は、普段の体質から生れてくるものです。体質は、先天的な部分もありますが、後天的な部分もあります。後者は自分次第で変えていけるものですから、できるだけ自然治癒力が働きやすい状態をキープしていけるとよいですね。
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